極東ロシアの経済と日本(雑感)2 - プーチン政権の「東方シフト」
yamachan 2017年3月20日(月) 10:21 JST 表示回数 2,106
日本ウラジオストク協会 浅井 利春
プーチン大統領は「東方重視」ということで、極東・シベリアの経済開発に力を入れています。ロシアの極東地域というのは、ヤクート・サハ共和国とアムール州から東、ハバロフスクやウラジオストク、カムチャツカ、サハリン(樺太)を含む広大な地域です。面積は日本の16倍もあるのに人口は630万人しかいない。若い優秀な人がみんなモスクワへ出て行ってしまいます。日本でも若者が生まれ育った町から東京や大阪に出てしまうのと同じように、ロシアでも人口の都市流出が止まらない。隣の中国には東北三省だけで1億人はいる。このままでは経済的にも人口的にも極東ロシアは中国に呑み込まれてしまう。これを何とかしなければいけない。ということで2012年に「極東発展省」を設置して、極東・シベリア開発に一生懸命取り組んでいます。
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