極東ロシアの経済と日本(雑感)8(終) - ロシアの入口・出発点としてのウラジオストク
日本ウラジオストク協会 浅井 利春
ウラジオストクの人たちは、自分たちの街はシベリア鉄道の終点だと思っています。私はウラジオストクにいる時、ロシアの小中学生の前で話したことがあるのですが、「あなたたちはウラジオストクが「終点」だと思っているけれど、そうじゃないよ。日本人から見たらウラジオストクは「出発点」だ。ウラジオストクはシベリア鉄道の出発点ではないか」と言いました。そしたらえらく喜んでました。
日本にとってロシアはウラジオストクから始まるわけで、ウラジオストクの若いビジネスマンがモスクワやロシア中央の市場をめざしてビジネス展開していくのをどれだけ手伝いできるか、ロシア市場の開拓を一緒にどれだけできるかという視点で考えてみるのもいいのではないかと思います。